格安SIM(MVNO)を利用する場合、引き続き音声通話を利用する場合、音声通話料金を事前に確認しておくことが重要です。格安SIMは通常の音声通話料金の他、専用アプリで通話料金が割引となる料金形態を設定しています。今回は格安SIM(MVNO)各社の音声通話料金を比較しました。
格安SIM(MVNO)は通常の音声通話料金の他、専用アプリによる割引料金で通話が可能
格安SIM(MVNO)を利用する場合、既存の携帯事業者同様の通常の音声通話料金の他、専用アプリによる割引料金で通話が可能となっています。
既存の携帯事業者ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクともに30秒あたり20円で利用できますが、格安SIM(MVNO)ではプレフィックス番号を利用することで、割引が適用できますので、音声通話料金についても費用削減することができます。
格安SIM(MVNO)事業者が提供している専用アプリを使うことで、プレフィックス番号を自動的に付加してくれますので、手間なく音声通話が可能です。また、近年では標準の電話機能で自動的に割引となる専用番号を付加してくれる「オートプレフィックス」に対応している格安SIM(MVNO)事業者も増えています。
国内の音声通話料金を比較
格安SIM(MVNO)事業者 | 通常音声通話料金 | 専用アプリSIM通話料金 |
---|---|---|
OCNモバイルONE | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(OCNでんわ) |
UQモバイル | 22円/30秒 | 提供無し |
イオンモバイル | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(イオンでんわ) |
IIJmio | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(みおふぉんダイアル) |
mineo | 22円/30秒 | 11円/30秒(mineoでんわ) |
エキサイトモバイル | 22円/30秒 | 11円/30秒(エキモバでんわ) |
DTISIM | 22円/30秒 | 11円/30秒(おとくコール) |
nuroモバイル | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(nuroモバイルでんわ) |
HISモバイル | 11円/30秒(オートプレフィックス) | 11円/30秒(HIS電話アプリ) |
b-mobile | 22円/30秒 | 11円/30秒(b-mobileアプリ) |
LIBMO | 22円/30秒 | 提供なし |
ビッグローブモバイル | 22円/30秒 | 9.9円/30秒(ビックローブでんわ) |
ワイモバイル | 22円/30秒 | 提供無し |
楽天モバイル | 22円/30秒 | 0円(Rakuten Link) |
格安SIM(MVNO)各社の音声通話料金一覧(税込)
音声通話料金についは、既存の携帯事業者同様に通常の音声通話料金であれば30秒あたり22円(税込)で通話が可能です。
格安SIM(MVNO)事業者が提供している専用アプリを利用することでプレフィックス番号が自動で付加され、通話料金の割引が適用でき、多くの事業者では半額まで割引が可能です。OCN モバイル ONEでは2021年7月より標準の電話機能においても、専用アプリを不要で自動でプレフィックス番号が付加されるようになりました。
回線 | NTTドコモ |
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月額料金 | 音声通話付:550円(0.5GB)~ データ通信+SMS:990円(3GB)~ データ通信のみ:858円(3GB)~ |
最低利用期間 | 音声通話、データ通信ともに最低利用期間の定め無し |
楽天モバイルでは、専用アプリRakuten Linkを利用すると、国内の固定電話と携帯電話宛であれば0円、国内宛のSMSの送信料も0円となるなど大変お得に利用できます。料金プランも0GBから1GBまでは0円、1GB超3GB以下で1,078円(税込)、20GB以上使っても3,278円(税込)と段階性の料金プランを採用しており、データ量が少ない方であればお得に利用できそうです。
音声通話を利用する場合は、音声通話SIMを契約する必要があります。基本料金は格安SIM(MVNO)事業者で異なっていますので、詳しくは下記の記事をあわせてご覧ください。
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