KDDI(au)から20GBで2,728円(税込)の格安プラン「povo(ポヴォ)」が登場!その特徴を解説

KDDI(au)からデータ通信量20GBで2,728円(税込)で利用できる格安プラン「povo(ポヴォ)」が登場しました。政府の携帯通信料金値下げ要望に伴い、ドコモのahamoに加え、KDDIも対抗プランを提供することになりました。今回は、「povo」の料金プラン詳細と特徴を解説します。

KDDI(au)の「povo(ポヴォ)」とは?

KDDI(au)は、2021年3月よりデータ量20GBで月額2,728円で利用できる格安の料金プラン「povo(ポヴォ)」を提供開始しました。

政府の携帯通信料金値下げ要望に伴い、店頭ではなくオンラインの申し込みに限定することで、申込みに関わる費用を抑えることで料金プランの値下げを実現しました。近年では、格安SIM(MVNO)が低価格の料金プランを提供するなか、大手携帯事業者は顧客の流出などが懸念される中、顧客の引き止め策が急務となっていました。

povoは月額2,728円(税込)でデータ量20GBまで利用可能となっており、KDDI(au)のホームページ上で手続きを行うだけで、簡単に新料金プランに切り替えることができます。

国内のデータ通信量20GBまで利用可能!550円(税込)追加でデータ量1GB追加可能

povoは、データ通信量20GBまで月額2,728円(税込)で利用可能です。KDDI(au)の高速通信であるLTEネットワークの他、2021年夏より5Gネットワークでも利用可能になります。

データ量20GBまで使えますので、データ量を気にすることなく利用することができます。万が一、同月内に20GB使い切ってしまった場合は、速度制限となり通信速度は最大1Mbpsとなります。

データ量20GBを超過した場合でも、高速通信を引き続き利用したい場合は、データ量1GBあたり550円(税込)を支払うことで、引き続き高速通信が快適に利用可能となります。

一方で、NTTドコモのahamoは、海外でのデータ通信についても同一料金内で利用可能ですが、povoの場合は国際ローミングには対応予定となっており、正式な案内を待つ必要があります。

月額550円で5分間かけ放題追加可能!また月額1,650円で完全かけ放題に

povoの新料金プランは、通話料金について通話を行った分に対して30秒あたり22円(税込)を別途支払う必要があります。そのため、通話した分だけ、povoの月額料金2,728円(税込)に通話料が加算されることになります。

通話を行う方でも嬉しい付加料金プランとして、同月内で5分以内の通話が何度でもかけ放題となる「5分以内通話かけ放題」が月額550円(税込)を用意しています。また、5分以上通話する方でも月内何度でもかけ放題となる「通話かけ放題」が月額1,650円(税込)を用意しています。

通話が多い方は、povoの料金プランに合わせて上記付加プランを加えることでお得に利用することができます。

一方で、0570番や0180番といった他社接続サービス、国際電話、SMS送信、衛星電話への発信については、上記付加プランに加入した場合であっても、別途通話料金が発生しますので注意が必要です。

ショートメッセージサービス(SMS)については、1通あたり3.3円(税込)の送信料が発生します。

契約手数料は無料!2年契約などの契約期間の定めは無し!

povoは、KDDI(au)の既存料金から乗り換える場合や新規契約、他社からMNPを利用して乗り換える場合の新規事務手数料は無料で手続きができます。

一方で、KDDI(au)やUQモバイルからpovoに乗り換える場合、当面の間、契約解除手数料と番号移行手数料、契約解除料が一度請求されますが、翌月移行の料金から、同額を減額されます。

また、これまでの2年契約といった契約期間の定めについても設けておらず、2年以内に解約した場合でも契約解除手数料は発生しませんので安心して利用できます。

キャリアメールは利用できないので注意が必要

povoを利用する場合、これまで利用していたキャリアメール「@au.com/@ezweb.ne.jp」は利用できませんので注意が必要です。

メールサービスを利用したい場合は、Gmailなどのフリーメールを取得するか、自宅のインターネット回線事業者から提供されているISPメールを利用するなど、ご自身でメールアドレスを用意する必要があります。

家族割の適用、auスマートバリューの対象外となるので注意が必要

povoを利用する場合、家族割の適用やauスマートバリューの割引対象外となりますので注意が必要です。また、スマイルハート割引も対象外です。

また、家族がKDDI(au)を利用している場合、家族の中にpovoの料金プランを利用している方がいる場合でも家族割の対象として追加できませんので注意が必要です。ただし、特別措置として2021年夏まで、povoを利用している家族がいた場合でも家族割りの対象として追加できる措置を提供します。

povoはオンラインでの申し込みに限定

povoを申し込む場合は、povoのホームページより申し込みます。街中のauショップでの申込みは受け付けていませんので注意が必要です。

オンラインの申し込みに限定することで、手続きに発生する費用を抑えることで、月額の通信料金の値下げを実現、契約事務手数料の撤廃など安く提供できるようになりました。

プラスチックのSIMカードに加え、最新のiPhoneなど予め端末側にSIMカード機能が内蔵されている「eSIM」での契約も可能です。

povoについてのさらなる詳細や申込みはpovoのホームページを御覧ください。