格安SIM(MVNO)に乗り換える場合、迅速に手続きを完了しすぐに使用できるようにするため、事前に準備が必要になることがあります。今回は、格安SIM(MVNO)へ番号をそのままで乗り換えを検討している場合において、事前に準備すべきことを解説します。
モバイルナンバーポータビリティ(MNP)番号を取得
格安SIM(MVNO)に番号そのままで乗り換える場合、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)番号を事前に取得する必要があります。
MNP番号は、現在契約している携帯事業者に連絡するだけで取得できます。番号の取得が行われた時点で解約とならず、その番号を持って、乗り換え先の携帯事業者への契約が完了した時点で解約となります。
ただし、MNP番号を取得してから、新規事業者への乗り換えまでの期間は15日となっており、15日を過ぎてしまった場合は、番号は無効となり、再度新しく番号を取得する必要があります。
また、乗り換えが完了した場合、MNPの転出手数料として3,000円程度徴収されます。
格安SIM(MVNO)へMNPを利用して乗り換える際の注意点は以下にまとめていますので合わせてご覧ください。
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メールアドレスの取得と関係者への通知
格安SIM(MVNO)では、従来の携帯事業者が提供していた、携帯事業者ドメインのメールアドレス「キャリアメール」が提供されません。
そのため、引き続きメールサービスを利用する場合は、代替のメールアドレスを用意しておく必要があります。代替のメールアドレスは、格安SIM(MVNO)がインターネット上で利用可能なメールアドレスを提供する場合もありますし、GoogleのGメールやMicrosoftのOutlookメールといったフリーメールを利用することができます。
フリーメールの場合は、今後も携帯事業者を乗り換える場合は、事業者が変わっても引き続き利用できる利点があります。ただし、フリーメールのため、相手先によっては信頼性が低く、状況によって使用がしづらい場合もあります。
格安SIM(MVNO)事業者が提供するメールは、今後事業者を乗り換えた場合は引き続き利用できませんが、フリーメールではなくお金を払って利用するメールアドレスになりますので信頼性は高い特徴があります。
フリーメールの場合は、格安SIM(MVNO)に乗り換える前でもメールアドレスを取得できますので、取得後、早期に関係者への通知も可能となります。
格安SIM(MVNO)を利用する場合、従来の携帯事業者で付与されていたキャリアメールを利用されていた場合、引き続き利用できるのか気になる方も多いかと思います。格安SIM(MVNO)に乗り換えを検討しているが、メールのやり取りを行いたいと考え[…]
クレジットカードの用意
格安SIM(MVNO)を利用する場合、多くの事業者が毎月の支払いにクレジットカードによる支払いを指定しています。一部、事業者では口座振替も可能となっていますが、多くはクレジットカードの支払いになりますので、クレジットカードを持っていない場合は、この機会にクレジットカードを作ることになります。
近年では、銀行各社がVISAやMastercardといった決済サービスを利用して、銀行口座より即時引き落としが可能なデビットカードを発行しています。デビットカードでも毎月の引き落としは可能ですが、クレジットカードとシステムが異なる部分がありますので、毎月の支払いが完全にできるという保証はできません。
クレジットカードをお持ちではない場合は、事前にクレジットカードを作ることをおすすめします。一方で、様々な理由でクレジットカードが発行できない場合は、UQモバイルなど、下記記事で紹介している通り口座振替が可能な事業者より事業者を選ぶことをおすすめします。
格安SIM(MVNO)を契約する場合、多くの事業者でクレジットカードでの支払いを必須としています。一方で、クレジットカードを持っていない、従来どおり口座振替で支払いたいと考えている方に、今回は通信料を口座振替で支払うことができる格安SIM([…]