格安SIM(MVNO)にMNPで乗り換える際に事前に用意すべき費用と手続きとは?

毎月の通信料金を抑える為、格安SIM(MVNO)への乗り換えを検討している場合、事前に準備すべきことがあります。今回は格安SIM(MVNO)に乗り換える際に事前に用意すべき費用と手続きについて紹介します。

MNP番号を取得する

格安SIM(MVNO)に乗り換える場合、電話番号をそのままで移行するには予めモバイルナンバーポータビリティ(MNP)番号を取得する必要があります。

MNP番号の取得は、現在使用している携帯事業者の電話窓口もしくは店舗に出向いてMNP番号を取得したい旨を申し出ます。

その番号を取得後、15日以内に格安SIM(MVNO)の契約手続きを行ないます。15日過ぎた場合はMNP番号は無効となり、乗り換えは取り消し扱いとなりますので注意が必要です。

MNP転入出手数料

MNPを利用して格安SIM(MVNO)に乗り換える場合は、転入出手数料が必要になります。

まず、現在使用している乗り換え元の携帯事業者に支払う転出手数料が必要です。NTTドコモの場合は2,000円、KDDIとソフトバンクは3,000円が必要です。

また、転入手数料については格安SIM事業者が指定する金額を用意しておく必要があります。事業者によっては転入手数料は不要の場合もあります。ただし、契約時は初期費用として3,000円程度が必要になりますので、事前に準備しておくと良いでしょう。

こちらは、現金で用意しておく必要はなく、指定した支払い方法で利用料と合算して支払われますが、急に請求額が大きくなりますので、予め意識しておく必要があります。

解約手数料と端末分割残高

 

現在の携帯事業者との間で契約期間が定められている場合や、携帯端末を分割で支払っている場合は、契約内容に応じて解約手数料もしくは端末分割残高の返済が求められます。

そのため、格安SIM(MVNO)に乗り換える場合は、事前に現在の契約内容を確認の上、契約期間と端末を分割払いしている場合は、残高を確認しておくことが重要です。

契約期間終了後に乗り換える場合や端末を分割で支払っていない場合は不要になります。

SIMロックを解除する

現在使用している携帯電話やスマートフォンを引き続き、格安SIM(MVNO)で使用したい場合は、SIMロックを解除しておく必要があります。

特に、現在使用している携帯事業者と、乗り換え先の格安SIM(MVNO)が使用する携帯事業者の回線が異なる場合は、SIMロック有無の確認を行い、ロックが実施されている場合は解除の手続きを行います。

例:NTTドコモ→UQモバイル(KDDI回線)

ただし、現在使用している携帯事業者と乗り換え先の格安SIM(MVNO)事業者が使用する携帯回線が同一であれば、SIMロックが実施されている場合でも引き続き利用できます。

例:NTTドコモ→OCNモバイルONE(NTTドコモ回線)