格安SIM(MVNO)から他の格安SIM(MVNO)に番号そのままで乗り換えることはできる?

現在使っている格安SIM(MVNO)から更に安価でご自身の普段使いにあったサービスを提供開始するなどで、他の格安SIM(MVNO)に乗り換えたいと考えることもあります。今回は他の格安SIMへの乗り換えを検討している方に、格安SIM(MVNO)から他の格安SIM(MVNO)に乗り換えることはできるか解説します。

他の格安SIM(MVNO)から番号そのままで他の格安SIM(MVNO)への乗り換えは可能

格安SIM(MVNO)は、近年サービスへの参入事業者が増えていることもあり、競争も激しくなってきています。各社ともに、サービスの差別化を図るために複数携帯事業者回線が使えるようにする、特定のサービスを通信量制限に加えないといった、独自のサービスを提供しており、従来の大手携帯事業者並にサービスも充実してきています。

このような状況の中、普段あまり通信量が少ないので、もっと安価なプランを提供している他の格安SIM(MVNO)に乗り換えたい、他社が提供している独自のサービスに魅力を感じているなど、様々な理由で他の格安SIM(MVNO)に乗り換える需要は増えています。

現在使用している格安SIM(MVNO)から他の格安SIM(MVNO)に乗り換える場合においても、番号そのままで乗り換えることはできます。

格安SIM(MVNO)同士の乗り換えもMNP番号を取得する必要がある

格安SIM(MVNO)同士で乗り換える場合においても、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)制度を利用して乗り換えることができます。

MNP制度を利用するには、予めMNP番号を取得する必要があります。このMNP番号を持って、新たに契約したい格安SIM(MVNO)事業者に新規で申込みを行います。

格安SIM(MVNO)でMNP番号を取得する場合は、格安SIM(MVNO)事業者によって異なりますが、電話窓口に連絡して取得する方法の他、インターネットで簡単に取得できる場合もあります。

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契約内容によっては契約解除料が発生する場合も

格安SIM(MVNO)同士で番号そのままで乗り換えることはできますが、乗り換えの前にご自身の契約内容を確認し、契約解除料が発生しないことを確認することが重要です。

格安SIM(MVNO)の場合は、大手携帯事業者に比べ契約期間の定めについては厳しく拘束はされませんが、音声通話契約がある場合は1年間程度の契約期間の定めが設定されている場合があります。

契約期間内であれば契約解除料が発生する場合があります。契約解除料については2019年10月以降に契約した場合は、政府の方針で1,000円となりましたが、それ以前に契約した場合は8,000円から1万円程度の契約解除料が発生します。

例えば、BIGLOBEモバイルでは、音声通話契約がある場合は12ヶ月(1年間)の契約期間の定めがあり、2019年9月30日以前に契約した場合は契約解除料として8,000円、それ以降に契約した場合は1,000円の支払いが必要です。

さらに、端末とSIMをセットで購入し、且つ、端末を分割で支払っている場合、分割の代金が残っている場合は、残りの代金を精算する必要もあります。また、MNP転出手数料として3,000円も合わせて必要になります。

格安SIM(MVNO)から乗り換えを検討している場合は、必ず専用のマイページなどで契約内容を確認の上、手続きを行なうことをおすすめします。

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