格安SIM(MVNO)でプレフィックス番号を付加して他の電話に転送できる?

格安SIMを利用する上で何かしらの事情で電話を転送する場合、転送時の通話料金を負担する必要があります。格安SIM(MVNO)各社ではプレフィックス番号を付加すると通話料金を約半額に抑えることができますが、そもそもプレフィックス番号を付加して転送ができるのか気になります。今回は格安SIMでプレフィックス番号を付加して転送できるのか解説します。

プレフィックス番号とは?

プレフィックス番号とは、音声通話を利用する場合、通信事業者が指定した番号を電話番号の前に付加して発信することで、通話料金を抑えて利用できる番号のことです。

国内の携帯電話の通話料金は、30秒あたり22円(税込)でと大変高額ですが、格安SIM事業者各社では、独自にプレフィックス番号を用意して、この番号を電話番号の前に付加することで、通話料金が最大半額で利用できるようになります。

プレフィックス番号を付加するには、携帯電話やスマートフォンの電話機能でプレフィックス番号のあとに、発信したい電話番号を入力する、もしくは、格安SIM事業者各社が用意しているプレフィックス番号を付加くれる専用アプリを提供しています。

例えば、BIGLOBEモバイルでは、専用アプリ「BIGLOBEでんわ」を使うことで、30秒あたり9.9円(税込)で通話することができます。

その他、格安SIM(MVNO)各社のプレフィックス番号を付加した専用アプリでの通話料金については以下の記事を合わせてご覧ください。

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格安SIMではプレフィックス番号を付加して転送電話は利用できない

格安SIM各社ではプレフィックス番号を自動で付加してくれる専用アプリを提供していますが、専用アプリがなくても標準の電話機能にて、発信したい電話番号の前に格安SIM事業者が指定した番号を付加することで音声通話料金を安く利用できます。

転送電話を利用する場合においても、音声操作で転送先電話番号を指定する場合、プレフィックス番号を付加して転送先番号を指定することができそうですが、結論からお伝えすると、転送先番号を指定する場合、プレフィックス番号を付加することはできません。

設定時のアナウンスで該当番号は利用できない旨のアナウンスが流れます。そのため、現状としては転送電話を利用する場合は、通常の音声通話料金(22円(税込)/30秒)で利用することになります。

OCNモバイルONEはオートプレフィックスにより11円(税込)/30秒で転送電話が利用可能

格安SIM(MVNO)で電話を転送する場合、プレフィックス番号を付加して転送することはできませんが、NTTコミュニケーションズが提供しているOCN モバイル ONEでは、2021年4月よりオートプレフィックスに対応したことで、国内通話であれば専用アプリ無しで自動でプレフィックス番号を付加し、30秒あたり11円(税込)で利用可能となりました。

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オートプレフィックスは、携帯通信大手3社が音声卸売料金を見直したことで、通信料金の見直しの他、プレフィックス番号の自動付与に対応が可能になってことで実現しました。今後もオートプレフィックスに対応する格安SIM事業者が増えてくるものと思われます。

転送電話についても、NTTコミュニケーションズに問い合わせたところ、オートプレフィックスにより転送電話利用時でも30秒あたり11円(税込)で利用できるとの回答を得ました。

そのため、個人の携帯電話宛の通話を日中仕事の番号に転送したいという場合、オートプレフィックス利用で転送電話が可能なOCN モバイル ONEがおすすめになりそうです。OCNモバイルONEの詳細は下記公式サイトもしくは記事を御覧ください。

OCNモバイルONE
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OCNモバイルONE

回線NTTドコモ
月額料金音声通話付:550円(0.5GB)~
データ通信+SMS:990円(3GB)~
データ通信のみ:858円(3GB)~
最低利用期間音声通話、データ通信ともに最低利用期間の定め無し