格安SIM(MVNO)は、通話料金が割引となるプレフィックス番号を自動で付加してくれる通話アプリを提供しています。多くの場合、通常の通話料より半額になりますが、割引額は格安SIM各社によって少し異なる場合があります。今回は、格安SIM(MVNO)各社の通話アプリを比較してみました。
通話アプリによる割引料金で通話が可能
格安SIM(MVNO)を利用する場合、既存の携帯事業者同様の通常の音声通話料金の他、通話アプリによる割引料金で通話が可能となっています。
既存の携帯事業者ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクともに30秒あたり20円で利用できますが、格安SIM(MVNO)ではプレフィックス番号を利用することで、割引が適用できますので、音声通話料金についても費用削減することができます。
格安SIM(MVNO)事業者が提供している通話アプリを使うことで、申し込み不要で、プレフィックス番号を自動的に付加してくれますので、通話する毎に番号を付加する必要はなく、手間なく音声通話が可能です。
また、通話アプリを使うことで、別途申し込むことで10分間など特定の時間内の通話であれば定額で利用できるサービスも提供しており、音声通話料の削減の他、通話が多い方でも使いやすといえます。
通話アプリの通話料金を比較
格安SIM(MVNO)事業者 | 通話アプリSIM通話料金 | オートプレフィックス対応有無 | アプリ名称 |
---|---|---|---|
![]() | 11円/30秒 | ○ | OCNでんわ |
![]() UQモバイル | 提供無し | ー | 提供無し |
![]() | 11円/30秒 | ○ | イオンでんわ |
![]() | 11円/30秒 | ○ | みおふぉんダイアル |
![]() | 11円/30秒 | ✕ | mineoでんわ |
![]() | 11円/30秒 | ✕ | エキモバでんわ |
![]() DTISIM | 11円/30秒 | ✕ | おとくコール |
![]() | 11円/30秒 | ○ | nuroモバイルでんわ |
![]() | 11円/30秒 | ○ | HIS電話アプリ |
![]() | 11円/30秒 | ✕ | b-mobileアプリ |
![]() | 提供無し | ー | 提供無し |
![]() ![]() | 9.9円/30秒 | ✕ | ビッグローブでんわ |
![]() | 提供無し | ー | 提供無し |
![]() | 0円 | ✕ | Rakuten Link |
格安SIM(MVNO)各社の通話アプリ音声通話料金一覧(税込)
格安SIM各社の通話アプリを利用した通話料金を見てみると、全体として通常の音声通話料金の半額で利用できます。また、近年では専用アプリを利用せずに標準の電話機能で割引価格で通話が可能となるオートプレフィックス機能に対応する格安SIM事業者も増えています。例えば、NTTコミュニケーションズのOCN モバイル ONEでは標準の電話機能を使うだけで30秒あたり11円(税込)で通話可能です。
回線 | NTTドコモ |
---|---|
月額料金 | 音声通話付:550円(0.5GB)~ データ通信+SMS:990円(3GB)~ データ通信のみ:858円(3GB)~ |
最低利用期間 | 音声通話、データ通信ともに最低利用期間の定め無し |
さらに、楽天モバイルでは、専用アプリRakuten Linkを利用することで、国内の固定電話と携帯電話宛の通話料が0円となり、驚異的な通話料を実現しています。
通話が多い方には楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルは、通常の通話料は30秒あたり22円(税込)となりますが、専用アプリである「Rakuten Link」を利用することで、国内の固定電話や携帯電話宛の通話料金が0円で利用できる他、国内宛のSMSの送信も0円で利用できます。
海外(指定66カ国)にでかけた際も同アプリを使って発信することができます。海外渡航時でも国内同様にアプリ経由であれば0円で通話、SMSが利用できます。
一方で、0570といったナビダイヤルといった外部接続サービスの発信については無料通話の対象外となりますんので注意が必要です。