格安SIM(MVNO)の通信速度は遅い?実際の通信速度を測定

格安SIM(MVNO)に乗り換える場合、気になるのは通信速度が十分にあるかどうかです。格安SIM(MVNO)は通信速度が遅いという情報も出回る中、実際の速度が気になります。今回は、格安SIM(MVNO)の実際の通信速度はどれくらいなのか解説します。

格安SIM(MVNO)の通信速度は通常利用では十分だが時間帯では遅くなる

格安SIM(MVNO)は、従来の携帯事業者に比べると、通信速度は時間帯によってはやや遅い場合があります。

以下の記事で解説していますが、格安SIM(MVNO)は、既存の携帯事業者より通信回線を借りてサービスを提供しています。そのため、データを利用する場合、一部の帯域を借りてサービスを提供することになります。

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従来の携帯事業者であれば、多くの帯域を自由に活用できますので多少利用者が多くてもある程度の通信速度を確保することは可能ですが、格安SIM(MVNO)は、使用できる帯域が限られますので、利用者が多い時間帯になると、通信速度が遅くなる傾向が高いと言えます。

実際の通信速度はいくら?

格安SIM(MVNO)は、従来の携帯事業者に比べると通信速度がやや遅くなることも見受けられますが、実際の通信速度はいくらであるのかを筆者が調べてみました。

端末はiPhone XSで筆者が契約しているビッグローブモバイル(タイプD)を利用し、場所は神奈川県中部にてドコモのLTE回線を使用し上りと下りをOoklaのスピードテストアプリを使用しで測定しました。

時間帯 下り 上り
8時~9時 58.6Mbps 27.59Mbps
12時~13時 1.1Mbps 16.05Mbps
18時~19時 4.42Mbps 12.1Mbps
午後11時 58.5Mbps 14.0Mbps

BIGLOBEモバイル(タイプD)の下りと上りの測定試験結果

測定試験結果を見てみると、下りであれば時間帯などによってばらつきがありますが、BIGLOBEモバイル(タイプD)の場合、平常時であれば30Mbps~60Mbpsの速度が出ていることがわかります。一方で、上りは下りに比べて安定しており、10Mbps程度の速度が出ています。

やはり、利用者が多い時間帯であるお昼休みである12時~13時、帰宅時間である18時~19時の時間帯は大きく速度が遅くなることがわかります。

メールやLINEのやり取りは1Mbps程度でも問題ない、ただし動画はきつい

実際に使う分にはどれくらいの速度があればよいのか気になります。速度が速いに越したことはありませんが、実際に利用用途によっては通信速度を多く必要としない場合もあります。

例えば、メールやLINEのやり取りなど文書が中心の場合は通信速度は1Mbpsもあれば事足ります。メールやウェブサイトの閲覧が中心であれば2Mbps~5Mbpsあれば通常利用はできます。ただし、画像が多いサイトなどであれば10Mbps程度の速度があれば更に快適に利用できます。

一方で、動画を見たい、楽曲の配信サービスを利用したい、アプリをダウンロードしたい場合は、10Mbps~20Mbpsの速度が必要になります。10Mbps以下であれば、混雑している時間帯など読み込みが遅くなる、途中で切れるということもあります。

そのため、格安SIM(MVNO)を検討する場合は、動画配信なども利用を検討している場合は無線LANの利用や混雑した時間帯を避けて利用するなどの工夫が求められそうです。また、事前に格安SIM(MVNO)事業者毎に通信速度を比較した上で、低速になるリスクが低い事業者を選ぶこともおすすめです。各事業者毎の通信速度の比較は下記に記載していますので合わせてご覧下さい。

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